【通りすがりの思い出語り】ヴィクトリアマイル

どうも、通りすがりです。

 

先日のボクシングの世界タイトルマッチ、井上尚弥vsネリをご覧になりましたでしょうか。

私はそこまでコアなボクシングファンではありませんが、井上尚弥の試合に関しては欠かさず見てきました。結果はご存じの通り井上尚弥の見事なKO勝利となりましたが、試合を通してなによりも驚いたのが、今までダウンをしたことがなかった井上尚弥がダウンをしたことです。その衝撃的なシーンは"まさか"を予感せずにはいられませんでした。結果的に、その予感は杞憂に終わり良かったのですが、何事にも絶対はないということをあらためて感じさせられました。

 

過去に競馬でも”まさか”というレース結果が少なからずありました。

ぱっと思いつくだけでも、天皇賞春でのオルフェーブル、同じく天皇賞春でのゴールドシップ宝塚記念でのキタサンブラックスプリンターズステークスでのタイキシャトル京都大賞典でのスペシャルウィーク、などなど。

恐らく調べれば他にもたくさんあると思います。

そんな中、とくに印象に残った”まさか”のレースとして、2019年の有馬記念でのアーモンドアイがあります。

単勝1.5倍の圧倒的一番人気でしたが、レースでは4コーナーですでに手応え怪しく、直線でもまったく伸びずに9着と信じられない大敗を喫してしまいました。

今までのレースから考えれば、実に”まさか”の結果でした。

凡走の原因として、香港のレースへの出走を取り消し後の急遽の出走となったことがありましたが、それにしても現役最強馬の惨敗には衝撃を受けたものです。

 

そして、その有馬記念敗退後、休養を挟んで出走してきたのが2020年のヴィクトリアマイルになります。

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大敗後のレースということもありましたが、相手関係はそれほど強敵という馬もおらず単勝1.4倍の圧倒的1番人気でした。レースでも直線で馬なりで馬群の外につけると、軽く仕掛けるだけであとは追うこともなく馬なりのままで4馬身差をつけてゴール、まさに圧勝という内容でした。

アーモンドアイはその後もGⅠ勝利を重ねて歴代最多のGⅠ9勝というとてつもない記録を残してターフを去りましたが、9つのGⅠ勝利も1つの大敗も全てが記憶に残る真の名馬でありました。

そんなアーモンドアイの初子のアロンズロッドは順調にいけば今年デビューとなるはずです。どんな走りを見せてくれるのか今から楽しみですね。